デベロッパーガイド

企業ユーザ様がInterFAXサービスをシステムからご利用になる上での情報です。サービス内容に関しましては、本サイトの送受信サービス概要をご参照ください。

InterFAXサービス デベロッパーガイド

 

システムからメールやWeb Service(SOAP)を利用する際の開発 & 運用ポイントを紹介。
資料をPDFファイルでダウンロードいただけます。

デベロッパーガイド

Web Service(SOAP/REST)でのご利用

 

InterFAXサービスでは、メールでの送信に加えWeb Serviceによる送受信をおこなうことができます。Web Serviceでは、メールと違いリアルタイムトランザクションとなり、送信ステータスや送受信履歴をリアルタイムで取得することができます。

例えば、FAX送信後に定期的にステータスを確認し、エラーの場合は、10分後に再送信等、一連の業務を自動化する等、効率的なFAX送受信アプリケーションを構築することができます。また、開発言語を選ばず、Java、.NET、C#等お客様の開発環境をご利用できます。

Web Serviceでは、SSLによるセキュア環境でご利用いただけます。

 
「InterFAX Web Service(SOAP)」の詳細につきましては、システム開発をご参照ください。
 
「InterFAX Web Service(REST)」の詳細につきましては、REST API(英語サイト)をご参照ください。

メールでFAX送受信される場合

 

ホームページで予約や質問等をフォーム入力し、その情報をメールで送付するシステム(CGI利用)もメールの送信先をInterFAXにすることで簡単にFAX送信することができます。開発をおこなう際は、次の注意事項等をご参照ください。

メール生成時の注意事項

テキストメールの本文は、ISO-2022-JPでエンコードをお願いいたします。

例)

Content-Type: text/plain; charset="ISO-2022-JP"
Content-Transfer-Encoding: 7bit

HTMLメールの本文は、ISO-2022-JP、Shift_JIS、UTF-8をサポートしております。
マルチパートメールの場合: 作成されたメールのContent-typeが「multipart/alternative」の場合。多くのメールソフトがこの形式となります。HTML本文とテキスト本文が一緒に作成、送付される形式です。この形式の場合、InterFAXでは、HTML本文のみFAXします。

HTML本文でテキストファイルが添付として作成された場合
このメール形式の場合、InterFAXでは HTMLを本文、テキストは添付として扱います。従いまして、本文をFAXする場合は、「 /b」オプションが必要です。

添付ファイルは、base64でのエンコードでお願いいたします。

例)

Content-Transfer-Encoding: base64

その他、テキストおよびHTMLメール生成等の注意事項は次のユーザーズガイドの各ページもご参照ください。

ユーザ認証について

InterFAXでは、メールの送信元アドレスでユーザ認証をおこないます。また、なりすまし対策として、パスワードまたは電子署名による追加認証を推奨しています。

送信元アドレスは、SMTP通信での「MAIL FROM: 」コマンドの引数として与えられるメールアドレスです。一般的には、メールヘッダ内の「From:」アドレスですが、「From:」アドレスはヘッダ情報の値であり、実際の送信者以外のアドレスを記述することができるため認証には使用いたしません。

InterFAX送信サービスで「From:」アドレスを事前登録してもInterFAX側で認証不可となる場合、お客様が送付されるメールヘッダの「Return-path:」アドレスをご確認ください。この「Return-path:」(送信メールがエラーとなった場合、エラーメールを返すアドレス)が存在する場合は、Return-path:が送信元アドレスといえますので、このアドレスをInterFAX側に「FAX送信サービス利用可能者」としてご登録ください。事前にお客様の他のメールアドレスにメール送信し、そのヘッダ内容を確認することを推奨します。よって、Return-path:が存在すればReturn-path: なければFrom: が、認証対象アドレスとご判断ください。

注意事項
InterFAXへお送りいただきましたメールが「ユーザ認証不可」の理由で送信エラーとなった場合、そのエラーを通知するエラーメールは送信されませんので、 FAX送信状況は「送信履歴」をご確認いただけますようお願いいたします。(InterFAXへメール送信後、FAXが履歴に表示されない場合、何らかの理由でメール送信がエラーになっていることが分かります。)

通知メールについて

FAX送信結果を通知メールで受信し、その内容をシステムで確認される場合、あくまで「メール」として受信、内容をお読みください。通知メールのフォーマットは、メール本文がUTF-8/base64でエンコードされます。
(Content-Type: text/plain; charset="utf-8")

従いまして、メールを正しく読むためには、base64でデコードする必要があります。メールソースを直接読まれましても、メール本文がbase64でエンコードされているため送信結果等が正しく読めない可能性があります。

但し、CSVフォーマットを選択された場合は、FAX送信時のメール件名がASCII文字のみの場合は、通知メールの本文は、US-ASCIIとなります。
(Content-Type: text/plain; charset="us-ascii")

送信メールの「件名」の活用

送信履歴には、送信日時(開始・終了)、件名、送信元アドレスおよびステータスが表示されます。例えば、発注書を大量に送信し、エラーが数件発生した場合で、再送信等何らかのアクションが必要な場合、件名にユニークな記号や番号(例えば、発注書番号等)を記述しておくと、容易にトランザクションを特定することができます。同一FAX番号へ複数回送信した場合は、FAX番号でのトランザクション特定は難しくなります。

セキュリティ機能の活用

InterFAXでは、S/MIMEに対応する電子署名と暗号化機能を送受信サービス共に提供しております。

送信メールに電子署名を付加:
アカウント管理Webのプロパティで、[S/MIMEによる電子署名を付ける]をチェックしていただき、お客様が送信されるメールに電子署名を付加していただくことで、メールアドレスと電子証明書を照合し、一致しなければメール自体を受け付けない仕組みです。メール内容の改竄がおこなわれた場合も同様です。インターネットのメールアドレスは簡単になりすましが可能ですので、悪意のある第3者がお客様のアカウントを使用して、不正利用をおこなうことを防ぐことができます。

送信メールを暗号化:
InterFAXの証明書を取得していただき、その証明書でメールを暗号化して送信していただきます。インターネット上では、他人のメール内容を搾取することが技術的に可能です。情報漏洩を防ぐためにもメールを暗号化して送信されることをお勧めいたします。

電子署名および暗号化機能をご利用になる場合は、お客様の送信メールアドレス単位での電子証明書(デジタルID)が必要となる場合がございます。(ご利用になるメールソフトや開発ツールの仕様によります。)

システムから送信される場合等で、S/MIMEのインプリメントが難しい場合は、ゲートウェイ型の電子署名、暗号化サーバのご利用も効果的です。

尚、受信サービスでも、受信メールの暗号化や電子署名付加の機能もご利用いただけます。暗号化では、メール受信者の電子証明書が必要です。電子署名は、メール送信者(InterFAX側)が電子署名を付加したメールを指定アドレスへ送信します。

また、InterFAXでは、SMTPS(SMTP over SSL/TLS)にも対応しております。TLS(port465)またはSTARTTLS(port25)により通信を暗号化してメール送信することもできます。(お客様ご利用のメールサーバがTLSまたはSTARTTLSに対応している必要があります。)

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